日記-47

昨日のこと。

祖父の十三回忌で静岡の端の方まで行かなければならなかったため、数ヵ月ぶりに6時に起床。朝食、犬猫のご飯やら下の世話やら、身支度を済ませて7時に出発。こんなに早く活動をするのは元弊社でとても1人分とは思えない仕事量を任されていた時以来。
バスと電車を乗り継ぎ、数年ぶりの新幹線に乗った。母と二人で乗るのは祖父の一回忌以来かも。その間法要をしていなかったわけではないけれど、大体は法事兼帰省のため荷物が多く、車での移動だった。
新幹線はこだまだったからか指定席だったからか思いの外空いていた。途中、富士山がよく見えて写真を撮った。綺麗だ。駅で見かけた弁当が美味しそうだったので私だけ9時頃に2度目の朝食。よく食べるねーと母は驚いていた。
目的の駅に着き、別の新幹線に乗っていたという従姉と合流。1歳児と共に現れた従姉は随分と大荷物だったので荷物持ちとして名乗りをあげる。私が入れそうなサイズのトランクだった。
その後、車で迎えに来てくれた伯父に拾ってもらう。車は暖かくて快適だった。寺までの道中、子供の話や仕事の話をしていた。「この後親戚が集まったらぴよちゃんはいつ結婚するのかねー、とプレッシャーをかけられる予感がする」と言うと「まだ若いから大丈夫だよ」と従姉は笑った。この従姉は私が言うのも何だけど大変出来がよい。私よりも難関な国家資格を持ち、賢く、美人で、幼い頃から少なからず憧れていた。そんな彼女が結婚したのは30歳を過ぎてからだった。だから彼女は私にプレッシャーはかけないでくれるのだろう。
寺に着き、親戚と対面。今回は比較的少なめの人数だった。従兄が子供を二人連れてきていた。数年ぶりの対面だった。すっかり父親になっていて不思議な気持ちになる。
お坊さん曰く「今時十三回忌までちゃんとやっている家庭は少ない。やらないのが当たり前のような世の中になってしまっている」とのこと。七回忌もやらないところが多いそうだ。そういうものなのか。
また、「墓の花は人柄や関係性を表している」とも言っていた。「きちんと花が手入れされている墓は、生前の故人との関係がよく、亡くなったあとも大切にされている。逆に、枯れた花がいつまでも活けられているところは、生前の関係もあまりよくないことが多い」のだそうだ。なるほどなあ。
最近、寺カフェを舞台とした漫画を読んでいたので、以前よりもお坊さんの話すことが興味深かった。
その後墓参りをし、インスタ映えすることで有名でなかなか予約がとれないという和食屋に移動する。途中用事があるとのことで一部親戚が離脱した。
席についた際、子連れの従姉の近くに座った。これが上手いこと結婚プレッシャー回避に繋がった。私が子供のことを見ている間に従姉が食事をしたり、従姉が子供にご飯を食べさせている間補助をすることで、結婚結婚言いたい親戚たちは話しかけ難かったようだ。ありがとう、従姉と1歳児。
15時過ぎには解散し、駅に向かう。帰りもこだま。さすがに上りではUターンラッシュの影響があるらしく、自由席はほぼ満席だったようだ。指定席でよかった。
帰宅した正確な時間は覚えていないが、辺りはすっかり真っ暗だった。湯を沸かしお茶を入れ、とりあえず休憩。夕食もしっかり食べたところで眠くなり、ソファーで少し寝た。
起きて風呂に入り、日記を書いて、就寝。

今日はこれからライブである。帰宅は何時になるだろう。明日は今日のことを書こう。きっと楽しいライブになるはず。